2004.5 呉連枝老師講習会レポート-3
▲六合大槍。老師より直接の指導を受ける。
早いもので、八極拳を学び始めてから1年と4ヶ月。
とうとう、呉家八極拳の頂点に立たれる呉連枝老師に会える機会がやってきた。
今回の講習会は、槍、内向五法、それに単打・対打の用法。
どの講習に参加しようか、いろいろ悩んだが、「えーぃ、ままよ!!」ってな感じで全部に申し込んでしまった。体力的に厳しいかとも考えたが、拳児にもあるように
なんか体を通して、少しでも体に残ればと思い、全ての講習に挑戦だ!!。
目標としては、槍の套路、対打の套路を覚える事。さて結果は・・・・・
●槍の感想
一日目にして、套路、劈杆子が終わってしまった。正直、槍は触った事もほとんどなく、基本の基本であるウーハー(漢字不明)すらできない状態で講習を受けた事に後悔した。
套路の順番なんていう暇もなく、ついて行くのに精一杯。
二日目には、套路の復習。そして六合大槍。とは言っても、六合花槍の復習ばかりしていて、申し訳ないですが、六合大槍は結局体を通すだけになってしまった。
槍を触った事もないのに、欲張ってもしょうがない・・・・・と、自分を慰める・・・・・
しかし、槍の套路は、なんとなく全体の流れは覚えられた。
後はVCDなどを見ながらの錬功を繰り返し、自分のものにしていきたい!!
●内功五法の感想
白板を使用しての説明。おかげで、忘れっぽい私としては大変ありがたかった。
また、一つ一つの動作を詳細に説明していただけ、漠然と動くだけでなく、気の流れというものについても、意識を持たなければならないのかなと考えるきっかけにもなり、今後の錬功にも変化が出るかなと思っている。
●単打・対打の感想
まずは、八式の練習。大きい体育館での往復での練習はかなりきついものがあった。
日々の練習不足を呪い、そして反省・・・・・。
そして、さあ単打・対打と思ったら、老々小架、老小架1〜3路の練習。
ついていくだけで、精一杯・・・・・。順番を覚えるのも精一杯。
細かい動作については考える暇もなく、今後、自分で考えて練習しないとなーなんて思うだけで、精一杯。とにかく、精一杯やらせていただきました。
目標である対打の套路は、順番を覚える事ができた。教室のときにでも相手を見つけて練習しよう。教室の皆さん、お相手よろしくお願いいたします。
また、BABさんの撮影のおかげで、呉連枝老師と服部先生の対打を間近で見られて感激です。
大変迫力のあるものを見させていただき感謝です。
●全体を通しての感想
正直、お腹いっぱいの講習であった。教えていただいた老師には申し訳ないが、
自分の実力との兼ね合いで、かなりの部分が消化不良。
老師がウェイショー(漢字不明)してくれたのに、吐いてしまった感じです(汚い比喩ですみません)
ただ、一通りやったということで、少しでも何か残っていればいいなぁと希望的観測をしている今日この頃である。
呉連枝老師の動きを見ていて思ったのは、動きがとても自然で、そして流れるようで感動ものでした。
特に、槍の講習会の時に、槍に対して刀、短棍で相手をしていたときの動き。
これこそ、老師の言う無形なのかぁなんて、見入ってしまった私でした。
●課題
練習不足&あまり考えずに練習をしているせいか、質問が浮かばない。
質問ができるよう、少しでも頭を使って練習していきたいと思う。
●最後に
今回の講習会では、他のカルチャーの人たちとも交流でき、楽しく練習できました。
お互いに研磨していけるといいなーなんて思います。
そして、気さくな呉連枝老師、松田隆智先生と楽しくお酒を飲めたのも大変うれしかったです。
呉連枝老師、服部先生、指導員の皆様、そして教室の皆さん、今後ともよろしくお願いいたします。
以上です。いろいろありがとうございました。
P.S なんか槍が面白いです。どなたか一緒に練習しましょう!!
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▲劈杆子の練習。
僕は今回の講習会で呉連枝老師に習うのが二回目になりますが、講習会までに八極拳の練習はもちろんのことですが、中国語の勉強をしておくことを考えていました。そして約一年間中国語を習って今回の講習会に臨みました。
一年ぐらいだとまだまだ初心者レベルですけれども、前回に比べて呉連枝老師のお話が直接耳に入って来て、少しは理解できたことが、とてもうれしかったです。これからまた少しずつ勉強して服部先生のように話せるように頑張りたいと思います。
今回僕が参加させて頂きましたのは、前半の六合花槍と3,4,5日の本講習会です。
最初に前半の六合花槍の講習会は人数も少なく、大体の人が套路の順番を覚えていたことから初日の午前中で套路を学び終えてしまい、一昨年の講習会で丸々二日間でやっと覚えたことを考えると、初めて習った人たちは大変でしたね。
僕は套路の順番は覚えていたので、今回は細かい所、不明確な所を再確認しようと思っていましたから、いろいろ質問できたり、呉連枝老師の動きをじっくり見ることが出来て、とても有意義な講習会でした。
今回は槍の講習会が一番おいしい内容だったと感じました。
結局この槍の講習会では、六合花槍の套路と劈杆子、大槍そして槍の用法をたくさん教えていただきましたが、特に槍の用法は徒手と同じだと言うことを本当に感じ、加えて劈杆子の練習がとても大切だと感じました。
槍の用法を理解し、功夫を練るためにこれからのテーマとして練習していきたいと思っています。
次に本講習会では「単打、対打」がメインテーマでしたが、思いがけず大変貴重なもっとも古い小架「老架子」や、呉会清老師伝の「老小架1,2,3路」を学ぶとことができました。
老小架はどれも素朴で趣深い套路で、特に老架子は十六動作と短い套路ですが、ゆっくり時間をかけて練習し、架式を固めるのにとても良い套路です。
呉連枝老師は初めは30分ぐらいから練習しなさいと仰っていましたが、今自分で練習してみると30分は長いですね。確かに功夫がつくと思います。今現在、講習会が終わってからの練習の中心の一つとしています。
また、呉会清老師伝の套路と呉秀峰老師伝の套路と比較すると、呉秀峰老師が柔らかい身法を加えたことがよくわかりました。これから両方の風格を良く考えて練習していきたいと考えています。
また特にこの講習会で思ったのは両儀の事です。
最近自分で練習していて、どこに意識を持っていればよいか?上肢はどのくらい張ればいいか?などといろいろ悩んでいましたが、呉連枝老師の動きを見、個人的にも質問をして感じた事は、丹田を中心とした球の意識、力を中心に集める意識が足らなかったと感じました。
そして上肢の張りはもちろん下半身とのバランスも大事ですね。また各関節を円くすると言う細かい要点も直接手をとって直していただきました。自分の中で掴んだこの感覚を忘れないように気をつけながら練習したいと思います。
さらに今回は理論の講習もたくさんありましたが、特に心に残っていることは「単盤樹、双盤樹」のことです。
本邦初公開の理論だそうですが、身体の両側の縦軸を二本の樹に見立てて片側の三根(足、胯、肩)を押えて崩すのが「単盤樹」で、対角線に崩すのが「双盤樹」、これらは特に投げ技の要訣ということですが、今まで掛かりづらかった技も、このことを考えると解決することが多いのではないかと思います。
今はまだ明確には理解できていませんが、これから少しずつ研究していきたいと思います。
その他ビデオ撮影、他の会の方達との交流など本当に盛り沢山でした。そしてなにより呉連枝老師が本当にノリノリで、体調も良くて本当に良かったです。また来年が楽しみです。それまで今年習った事を練習して少しでも向上しておきたいと思います。
最後に呉連枝老師本当にありがとうございました。服部先生お疲れ様でした。
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▲疑問点を老師に直接質問。
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