2006.8 夏合宿レポート

2006年8月12〜15日に、山梨県八ヶ岳にて夏合宿を行いました。



▲太宗拳・双踏

  八極拳をはじめてまだ1年未満という超初心者ですが、夏合宿に参加させていただきました。
  教室で合宿の話があったときの練習テーマからすると、かなりのビギナーな自分が参加してしまったので服部先生はじめ本部のみなさんには大変ご迷惑をおかけしました。

 初日は進藤さんの車に乗せてもらい、車中では孟村紀行のDVDを見ました。
いままで見たこともない中国の武器(紐みたいなものが、実は9個の鉄棒でできている)や武術学校の生徒たちの演武をみました。

 スポーツセンターに到着して、午後から練習。
  北千住教室と違って広い!東京と違って涼しい!と、若干うきうきでした。
  練習内容は小架一路の最新バージョン。教室でまだ小架一路を習いたて、練習中だったため「ビデオで自分の動きを確認しましょう」と言われたときは本当にできない!無理!と内心泣きそうになりましたが、同じ教室のみんなが一緒に動いてくれたのでなんとか終わりまで動けました。
  夜の座学会〜飲み会では北千住教室の指導員の方々の意外な一面を見たようで、ちょっとおもしろかったです。

 2日目、朝、内功?をしました。ゆっくりとした動きと朝日と呼吸法で気持ちよく、すっきりでした。家でも朝起きたらやってみよう〜とおもいます。
  午前の練習は昨日のビデオをみての復習から。そのあと実際に打って動きの確認をしました。
手が痛くなったりもしましたが、冲拳の動きとか力具合に「なるほど〜」となりました。
  午後は、太宗拳を練習しました。はじめてやる套路なので不安でしたが、何回も繰り返しながら、徐々にひととおり最後まで進んでいき、なんとなく、みなさんと一緒だと動けるようになったので、うれしかったです。今までやったことのない套路を練習するのは本当にすごく楽しかったです。

 3日目は朝の内功をして、本部のみなさんより先に帰宅しました。

 全体を通して、服部先生の表演を見られたことと、教室では見られない本部の方の小架一路が見られたことは、とても勉強になりました。みなさんには、練習レベルの調整や練習中などいろいろな場面でご迷惑をおかけし、大変お世話になりました。教室で習う八極拳とは、またひと味ちがう八極拳が学べて、とても楽しくおもしろかったです。
  服部先生、本部のみなさん、そして北千住教室のみんな本当にありがとうございました。これからもよろしくおねがいします。

 

 

北千住教室 川口



▲太宗拳・犀牛望月

  今回は初めて合宿に参加致しました。初日から曇天に渋滞、さらに到着したらすぐに雹に見舞われ、不安と緊張がさらに倍増し、一時はどうなるかと思いましたが、皆様のご支援とご協力のもと無事終了し帰京することが出来ました。有難うございました。学んだことは多くあるのですが、初心者の私なりに深く印象に残ったことを簡潔に下記のとおりご報告いたします。

1)前に進まない!
  だいぶ前より気づいてはいたのですが、私は八式を行う際、他の人よりも前に進まず、だいぶ遅れてしまうのです。当初は自分の足の短さを理由としておりましたが、どうやらそれだけではない様子。原因は下半身の動きが取れていないことがわかりました。胯の使い方がうまくなく、打った後にも足が動かずその場で静止してしまうのです。(伏虎が出来ないのもこれが原因でした。森さん、有難うございました。)
  まさに今回の合宿の目標でもある下盤の強化が重要であると痛感いたしました。今は頭ではわかっているのですが体が動きません。練習を重ねていきたいと思います。

2)高い…!
  初日に小架一路を画像にとり、初めて自分の小架一路を見てみました。感想はいろいろあるのですが、ここでは一言、とにかく高い!頭が高い位置のままでした。今までは流れを覚えるので必死でしたが、今後はより低く、さらには一つ一つの意味を頭で理解し、取り組みたいと思います。

3)本物は…
  大浙江の練習の際、服部先生より手の使いがまだ弱いとのご指摘を頂戴しました。そこで先生より実際にかけてもらったのですが、生まれて初めて天地がわからなくなり、身体が吹っ飛びました。(支えてくださった方、重いのに有難うございました。また吹っ飛んだという表現は大げさかもしれませんが、自分ではそう感じました)これは非常に勉強になりました。
  いままでの私の大浙江は似て非なるもの。体験してみて、どのようなものかとてもよく理解することができました。

 

 八極拳をはじめた当初は、初めてのものは見ながらでも何も出来ず、呆然と立ちつくす私でしたが、今は何とか似た動作だけでもできるようになりました。これも初心者の私にもいつもご丁寧に対応していただいた先生はじめ皆様のおかげです。またいつも私のくどい質問にもわかりやすくご説明いただき、非常に勉強になりました。心より御礼申し上げます。

 

北千住教室 立川 佐和子



▲軋打

 いつも北千住教室で楽しく興味深く八極拳を学んでいます。真剣に学んでいるのですが、自主練習を怠っているため、なかなか進歩がみられませんでした。今回は合宿に思い切って参加して八極拳漬けになり、集中してみたいと思っていました。ただ、自分の八極拳の拙さがよく分かっていましたので多くの不安がありましたが、いざ参加してみると服部先生、指導員の方々の丁寧かつ根気ある教示により、充実した時間を過ごす事が出来ました。私が持つべきは、不安ではなく八極拳へのさらなる意欲でした。

 合宿はじめの服部先生のご指摘により、自分の馬歩がきちんとした姿勢でないことが分かりました。腰が沿っており、お尻がでている格好悪い、不合理なものです。これを直さねば套路に進む意味がないのでは…。悲しくもありましたが、同時に自分と八極拳との溝の一部が何かを知る事ができた嬉しさがありました。
  まずは、姿勢を正そう。合宿中の目標が決まりました。下半身がきちんとしていないと手打ちになってしまう、ちゃんとした打ち方にならないというお話もあり、手先の細かい作業に目がいき、大事な土台をないがしろにしていたことに反省しました。

 小架や太宗拳を習ううちに、いろいろなことに意識がいってしまい、下半身のことを忘れていることがしばしばありました。自分の能力範囲が狭いせいもあるのですが、小架を時間をかけて教えていただける面白さや、新しく習った太宗拳の動きに夢中になってしまいました。
  思い出したときに下腹部を持ち上げるようにして馬歩を練習したりしましたが、まだまだ練習量が足らないようでした。
  日々の努力…。地道に直そう。直せなくとも、なおす努力をすることを覚えていよう…。
  目標は、以前継続中で合宿を終えました。目標を立てること自体、まとまった時間で八極拳を習ったことの成果だったように思います。いつも藁をもつかむ感覚で(とても楽しいですが)練習をしているのですから。この経験を生かし、北千住教室だけでなく、毎日の生活にも意識をもちたいと思います。
  最後になり恐縮ですが、合宿にあたり様々に心を砕き、嫌な顔一つせず教えてくださった、服部先生、奥様、指導員の皆様にお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。


北千住教室 立川未和子



▲衝天炮


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