2007.8.11〜14 夏合宿レポート

2007年8月11日〜14日、開門拳社の夏合宿を行いました。
今年は初めての場所、長野県野辺山高原です。
8月中旬でも朝の気温は12度、昼間は26〜7度で日差しが強くとも湿度が低いため、風が吹いたり日陰に入れば涼しく感じます。
東京の秋口かと思えるさわやかな気候です。

駅から徒歩10分ほどの合宿所は高原野菜の畑やペンション、牧場に囲まれています。
施設にはスケート場や弓道場、裏手にはバーベキュー場があります。
スケートクラブや大学の弓道部など、我々の他にも合宿で泊まっている団体がおり、みな熱心に活動していました。

近隣にコンビニがあり買い物にも便利ですが、夜は街灯が少なく辺りは真っ暗になります。



▲基本をみっちり練習。

 2年ぶりの合宿である。今回のメインテーマは単打と対打。GWの講習のおさらいと言う面もあり、大変楽しみな合宿であった。また、去年までの合宿場所がなくなってしまったために、新しい合宿所に変わってしまったが、そこがどんな場所かと言う楽しみもあった。
 今年は合宿先まで、4人という大所帯で車で移動で、車の中もにぎやかで楽しい移動であった。3人も車で拾ってもらった影響もあり、少しばかり予定より遅れてしまったが……

●対錬・小架
 合宿初日の午後には、対錬・小架の練習。ミットなども使用し、先生に技の説明をしていただいた。初日最後には、一人一人の小架をビデオ撮影。夜には、そのビデオを見て、各自で自分の動作の確認を行った。個人的な反省としては首。あまりにも動いている。常日頃から言われていることであったが、こんなにも忙しなく動いているものかと…。今後のチェックポイントは首だなと思った瞬間であった。
  そして最後にお手本である呉連枝老師の小架の映像を見させてもらったが、なにをどうすれば、ここまで到達できるのであろうか…。

●単打・対打
 単打・対打の練習は、対打をメインで練習した。対打の解析ということで、いつもの動作だけでなく、そのほかのやり方を教えてもらいながら行った。うまく動けないところは、単打に戻って考えたり、どうあるべきかを考えながら動作したりと、合宿参加者と話をしながら練習することで、単打・対打の理解が深まったのではないかと、自分なりには考えている。
  今後は単純に套路通り動作するだけでなく、別の意識を持って練習するようにしていきたいと思う。対打の相手をしていただいた疋田さん、一緒に練習させていただき大変勉強になりました。今後も宜しくお願いいたします。

●六合花槍
 六合花槍は、個人的には順番を確認する感じで練習させたもらった。正直、GWの講習で教えていただいた行者棒の棍の持ち方が混じってしまったりした。しかしながら、六合花槍でも棍の持ち方に変えなければいけないポイントもあることを教えてもらい、今後はそこも意識して修正していかなければと感じた。

●その他
 今回の合宿所は初であったが、練習場と部屋が一緒であり、休憩を部屋で取れたり、部屋でなにか疑問が見つかったりしても、すぐに練習できると言ったこともあり、大変メリットがあると感じた。他に弓道場もあり、他団体もたくさんいらしたおり、自分たちも練習しないととモチベーションをあげるにも良かったのではないかと思う。他団体がいるため、騒げないと言うのはデメリットかもしれないが…(『どんな場所でも騒ぐなってーの』と自己突っ込み)。
 最終日前日のバーベキューは外で行ったので、ペルセウス座流星群の日時と重なったこともあり、流星を見ながらの食事で大変気持ちよかった。そんな環境の中で山崎指導員の持ってきてくれたお肉も、さらにおいしくいただけました。山崎指導員、ご馳走様でした。

 最後に、暑い中ご指導いただいた服部先生、上田指導員、森指導員、山崎指導員、ご指導いただきありがとうございました。そして合宿参加者の皆さん、おかげさまで楽しく、そして実のある夏休みを過ごすことが出来ました。ありがとうございました。

本部教室 田中 裕一


▲▼単打を集中して練習します。

 

 今年の合宿は参加人数が少なかったので、初日に一人づつ基本功の指導と小架を録画し夜の座学で先生より直接指導していただくことができた。客観的に自分をみることができ、指摘をしていただくことにより自分の悪いくせ等を実感できるものとなった。

 二日目以降は単打・対打・六合花槍を練習した。
 今回一番時間をかけた対打については、今まで順序通り動くことが精一杯でしたが、今回の合宿では、対打を練習しながら、動作一つ一つについて今まで欠けていたもの・重要性等が今回の合宿で習うことができ、今まで、気にせずながしていた大部分がつかむことができた。
これにより単打を練習する際に動作の結びつきができ今後の練習の進め方にプラスとなった。
 六合花槍については、自分で思って練習していたものが違う部分やうまく動けていない部分を指導していただき、今後の練習に結び付けることができた。
 今回の合宿は新しい套路もなく少数参加となったため、参加者内での研究ができ、わからないこと等を質問し、さらに研究といった今までの合宿にはない体験ができ、充実・今後の向上ができる合宿を送ることができた。

 最後に今回も服部先生を初め、指導員の皆さん、一緒に参加された皆さんの指導により進歩に結び付くことができました。ありがとうございました。
 今後ともご指導よろしくお願いします。

 

本部教室 進藤 宏昭

 


▲対打の解説。

 


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