2012.5 八極拳講習会(2)

12GW講習会 1・短棍 2・八極拳 3・歓送会

両儀

徒手の講習会は、基本の站功から始まりました。
対練もみっちり習います。

日曜教室池ノ谷です。
今まで、ホームページの【活動の記録】の部分を読んでおらず…(すみません。)今、初めて参考にと開いてみて「…。みんな…めっちゃ書いてるじゃないっすか〜。」すごく気軽にに引き受けてしまったこと…激しく後悔してます。というわけで、非常に幼稚な文章になってしまうこと、お許しください!!

呉連枝老師 八極拳講習会、呉氏開門八極拳の部(5/3〜5/5)に参加いたしました。
日曜教室で毎週顔を合わせる皆様以外にも、初めて会うほかの教室のみなさんとも話す機会が持て、いろいろと励みになる講習会の場でした。

初日は、基本、単式の講習。
僕自身のなかで、「なんとなく」ですませてしまっていた部分が多々あったことに気付かされました。
2日目は単打、対打。
意外に簡単そうな部分で、わかってない部分を発見!!…へこみました。
3日目は四朗寛
15年振り?の四朗寛で、套路の順番を追うのでいっぱいいっぱいでした。ただ、やってみると覚えてる部分もあり、それがちょっとうれしかった3日目でした。

17年ぶりに会った呉連枝老師は…
「ヘン リー ハイ!」(中国語わかりません。)
そうそう!呉老師の口癖だった!!
随分と恐ろしい技の使用方法を説明をしたあとに、
壊れてしまいそうな笑顔で、「ヘン リーハイ!!」
と言われるとなんだかこっちまで笑顔になったしまい、話をきいてる間、一人で笑ってしまってました。(スミマセン…)

17年前孟村で習った時、呉老師に「マン、マン。」「ユアン、ユアン」(これもまた中国語わかりません。)と言われていたことを今回の講習で思い出しました。中国語もわからず、正直、その時はニュアンスだけで全く分かっていませんでした。今、改めて八極拳を習いはじめて、服部先生をはじめ、指導員の方々、先輩方のご指導のおかげで、ほんのちょっとだけその意味がわかってきたような気がしてます。(まだまだ気がするだけですが。)
そんな瞬間がうれしかったりの今回の講習会でした。ありがとうございました!

 



日曜本部教室 池ノ谷 基樹

 

※池ノ谷さんは17年前に単身孟村に行かれ、呉連枝老師や呉大偉氏に開門八極拳を習われました。

重要な套路である小架一路をじっくり学びます。
単打と対打の講義。
理論解説・用法解説も交えて。

 昨年10月末から八極拳を習い始め、ちょうど半年。ヨーガ等との姿勢保持の違いに戸惑いながらも、これまで楽しく続けてこられた(服部先生、指導員の皆さま、そして先輩方いつもありがとうございます)。
今回の講習に際しては「老師の技は絶対に見学すべき」との先輩方の勧めに3日間通し参加を決めたものの、いざ会場に伺ってみると周りには十年選手がずらり。一見和気藹々としながらも、広い体育館内にはいつもの横浜教室とは違う緊張感。早くも3日間の道程の険しさを予感する。が、今更じたばたしても仕方ない。腹を括る。

■1日目 - 五種歩型、両儀頂肘、基本功、対練と小架一路
まずは土台となる五種歩型について。各歩型の確認・練習も兼ねた講義はたっぷり1時間。そして両儀頂肘の重要性を老師は熱心に説かれた。曰く「五十音を知らねば日本語は話せない。基本を知らなければその応用はできない。基本を大切に、日々練習せよ」。
練習の最中、老師が直接私の手を取り御指導下さる機会があった。老師は決して大柄な方ではないのに、その掌は大男のそれを思わせるほど大きく分厚く、非常に印象的だった。

■2日目 - 単打、対打と八極拳六大開理論
初日はどうにかついていくことができたものの、2日目からはものの見事に未知の領域。単打?はて?万事そんな調子で、常に周りを見回しつつ見よう見まねで動くのに精一杯。当然歩型のことまで頭が回らない。足を意識すると途端に上半身がお粗末になる。やはり道程はかなり険しく遠い。
そうした私の発する「破滅的にできない人オーラ」を敏感に察知して下さった周佐先生、渡邉先生が丁寧且つ根気強く教えて下さったものの、完全に脳の処理能力超えを起こしていた私は左右の別すらあやふやになるという失態をしでかし「右や右!」との教えに左足を出す有様)、あたかも両先生の忍耐強さを試すかのような展開に…(周佐先生、渡邉先生、その節は大変お世話になりました。次にお目にかかる時までにはもう少しどうにかなっているよう、練習いたします)。

 

■3日目 - 四朗寛と十大形意、十大勁別
2日目の帰り際、最終日はどうなってしまうのかと半ばやさぐれスイッチが入りかけたところに、服部先生が「未来の予習だと思って参加するといい」と声をかけて下さった。明けて3日目。内容は正しく「とんでもなく遠い未来の予習」だった。
四朗寛の套路は長く、これまで習ったことのない型がどんどん出てくる。回転が入ると方向を見失う。周りは皆左足前なのに、自分だけ右足が出ている。最早背伸びは無駄なので、全体の流れや先生・先輩方の動きを拝見することに重きを置き、後は流れに任せる。 理論は十大形意、十大勁別について。動物と動作、呼応する組み合わせについて細かな講義が展開されるも、実感として理解するには程遠いレベルにいる自分は、ただただ「そういうもの」として頭に入れるしかないのが正直なところだった。いつか理解が進んだら「あの時のことはそういうことだったのね」と振り返れる日が来ることを期待しつつ。
愚直たれ、修練せよ。
3日間を通して老師が繰り返し強調なさっていたこと。最終日、練習の終わりにはご自身のお祖父さま、お父さまに当たる先々代・先代のお話を引き合いに出され、その大切さについて諄々と説かれた。
歓送迎会の席で老師は「八極拳発展のために、私はとても心を砕いているのです」と仰った。
三日間講習に参加しただけの私には、老師のご苦労は到底判らない。ただそう仰る老師が、うっすら涙ぐまれていたことが強く印象に残った。数ある習い事の一つとして始めたつもりが、もしかして凄いところに足を踏み入れてしまったのかも…。自分の認識の甘さを痛感した。と同時に続けてみようと思った。

 末筆となりましたが、老師、先生方、事務局の方々、指導員の皆さまに諸先輩方、今回の講習会にご尽力下さった皆さま方に感謝いたします。特にご一緒させて戴いた各教室諸先輩方が、揃って鷹揚且つ謙虚でいらしたことにも感銘を受けました。初参加の礼儀も弁えない私を気遣って下さって、本当にありがとうございました。



横浜教室 竹内慶子

3日目は、四朗寛の講習が中心となりました。
参加者の手を取って、姿勢を直される呉老師。
十大形・十大剄についても詳説していただきました。
無事、6日間の講習を終えました。 参加者との記念撮影。

呉連枝老師を囲んで、師兄弟たちと。

2012年 呉連枝老師 八極拳講習会レポート

 私が開門拳社で八極拳を習い始めてから1年6か月。昨年は震災の影響で呉連枝老師の来日がかなわなかったため、呉連枝老師の講習会へは今回が初めての参加でした。
  今回、私は5月3日から3日間の日程で行われた徒手の部の講習に参加しました。今回の講習会徒手部門のテーマは「基礎から応用まで」とのこと。教室ではこの1年半に基本功、小架一路、単打と学習してきて、新しく教わることについていくことに精一杯で(ついていけていない点が多いですが…)、基礎の練習がおろそかになっているのを感じていたので今回の講習はいい機会だと思っていました。それから、今回の講習会で楽しみにしていたのは、DVDの映像ではない生の呉連枝老師にお会いできること。普段の教室でも服部先生が呉連枝老師の話をされることは多く、開門拳社で八極拳を習うときは、呉連枝老師の存在を常に意識するところがあり、その呉連枝老師の指導を受けられる講習会を心待ちにしていました。

 講習1日目は歩型、対練、六肘頭、基本功、小架一路。特に歩法には1時間をかけて説明してくださいました。特に緻密な馬歩両儀の説明には改めて感嘆しました。站トウ功の重要性を再確認させられ、自分には八極拳の土台となる部分がまだ充分でないことに気付かされました。
  2日目は、単打、対打。単打の練習と講義では、「六大開」の説明のほか、太極図をもちいて八極拳の理論・哲学的な解説をご教授いただきました。正直、今の私には理解が及ばない領域がほとんどでしたが、呉氏八極拳の深遠な理論体系の一端を覗き見たように感じました。対打では、学習するにあたってのポイントを指導員の方の実演を交えながら解説され、普段の教室でもちょうど対打を練習しているところだったのでことさら興味深く聞かせていただきました。
  3日目は四朗寛でした。これはまだ習っていないこともあり、ほとんど未知の領域でした。呉連枝老師の指導のもと套路の練習、そのあと十大形意、十大勁別の解説をしてくださいました。套路に関しては、やはり覚えが悪い私は全然ついていけず凹みましたが、今後、四朗寛を学ぶ時に備えて套路全体の雰囲気を知ることはできたと思います。
 
  今回は貴重な体験ができた3日間でした。普段会えない同門の方たちと顔を合わせ、刺激を受けることもできました。講習会で得たモチベーションや学んだことを忘れないように練習に励みたいと思います。

 


日曜本部教室 山岡浩久

 

 


 

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