会員の合宿レポート&記録写真
▲単打の練習ものびのびと。
2000年8月12日〜15日の3泊4日で、山梨県南都留郡鳴沢村の『富士の緑の休暇村』にて行われた開門拳社 八極拳夏期合宿に参加しました。 私は、八極拳を始めて日の浅い初心者で、合宿も勿論初参加だったのですが、今回の合宿のテーマである『地獄』に徒ならぬものを感じたので、よせば良いのに土壇場になってから筋トレ等を始めて、案の定筋肉痛を引きずったまま初日のメニューを迎える事となりました。 練習の内容は、と、いうか準備運動?は、初日が一番辛いものでした、基本内容は普段の教室と然程変わらない物だったのですが、一つ一つに懸ける時間が長く、日頃自宅での練習を怠けている自分にとっては、かなりきつい物でした、特に站椿功では姿勢が崩れて何度も指導を受ける有様、そのうちに足が震え出して立っているのがやっと、といった状態に・・・自宅で長い時間できたのは姿勢が悪かった為と分かって反省。 そしてこの合宿で一番辛かったのが、馬弓捶等のその場での突きの練習で、数十名の参加者が10回ずつ交代で掛け声を出しながら行ったのですが、その本数は1000回以上で、最後の辺りは吐きそうになりました・・・。 其の他にも体育館の広さを生かして、縦に等間隔で並んだ人の間を鷂子穿林で潜り抜けたりしました、私には難しすぎて悲しくなります・・・。 理論講習では、六大開論や中国武術概論を学びました、まだまだ難しくて頭の悪い私にはとても・・・。 今回の合宿で一番楽しみにしていたのが、小架一路の次に習う単打でした、小架一路より少し長めの套路で、八極拳にしては珍しく跳び蹴り(失礼)が含まれています、単打初日は套路を細かく区切って全体の流れを教えて頂きました。 私は文体を読んで頂ければ分かる様に頭が非常に悪いので、毎晩の懇親会(初日は除く)が終わった後に、単打の復習を、同じ単打初心者の新井さんらを巻き込んで、コインランドリーの中や通称ヤニ部屋で眠そうな先輩方にも迷惑を掛けながら、深夜なので震脚(できないんですが)などしないように気をつけつつ練習しました、やはり次の日早朝の内功五行法は、霊峰富士をバックにして気持ち良かったのですが恐ろしいほど眠かったです。 単打の流れが分かってくると、同じ様な動作や小架と似た動作が含まれているのに気づき、違った視点から小架一路を見られそうな気がしたのですが、今のところ混乱 しています。 今回合宿のメインは私の場合単打だったのですが、それ以上に、八極拳を通じて知り合った仲間達との交流が一番大切に思えました、実に楽しかったです、心残りなのは温泉に入れなかったことですね、次回も是非参加したいと思います。 (中井哲也) |
▲眠い目をこすりながら夜も座学。
「初合宿 体験記 開門拳社 夏期合宿2000 in河口湖」
『始めに』 開門拳社の合宿は初めての参加であったため、どこまで練習について行けるか不安でしたが、なんとか無事に日程を終えることができて内心ほっとするとともに、今後の課題を数多く見つけることができ、大変充実した4日間を過ごせました。 【合宿初日】 初日は、站椿功をたっぷりと練習しました。 練習前「途中倒れても大丈夫。無理矢理起こしてまで練習を強要しないから。」という先生の優しい(?)言葉のおかげで、後のことを考えずに思いっきり自分をいじめることができました。足が痺れる頃には、何も考えることができなくなってくるわけですが、あとで、この時の頭と体は立つことにだけ集中できていたのであろう、ということに気が付きました。 【合宿2日目】 朝食前に内功五行法をやりました。あいにくの空模様のため富士山は見えないものの、朝のおいしい空気を堪能でき、心身共にリラックスさせることができました。 朝食後は、私にとって初めてとなる小架一路の指導を受けました。 さらに続けて、発力の原理である六大開の理論講習及び、六大開拳にまで学ばせて頂きましたが、さすがに八極拳を初めて日の浅い私には消化不良の感があるのは否めません。 とりあえず今は、自分の動作に新しい要求を加えることができただけでよし、としておくことにしました。 この日の夜の飲み会は2日目で雰囲気になれてきたせいか、皆手加減なしで盛り上がっていたようです(もちろん私も)。いつもながら皆さんの酒量には驚かされます。 【合宿3日目】 そろそろ疲れが出るころかと思いきや、思ったほどではなかったため自分でも驚きました。気候が良いせいか、ぐっすりと眠れていたようです。 午前中は、先日に続いて小架一路の指導を受けました。覚えの悪い私に対しても、嫌な顔ひとつせずご指導くださった指導員の森さんに感謝! このころには、何とか動作だけは覚えることができ、自分の動作を客観的に見る余裕が出てきました。最初の感想は「幼稚園のお遊戯みたい(笑)」といったところです。その分、これから先どれぐらい進歩できるか、今から楽しみです。 午後は、六肘頭をご教授頂きました。六肘頭は、普段、先輩方の練習を見て興味を持っていたことと、初めて互いに技を出し合う套路を教わったということもあり、夢中で練習しました。 【最終日】 この日、今まで見たことがない短い套路を教えていただきました。 (申し訳ないのですが、名前を失念しました。) 先生によると、とても実戦的な套路ということですが、初心者の私には実戦的と言われる所以はまだ解りませんでした。しかしシンプルで力強く、印象に残る套路でした。 『合宿を終えて』 武術はおろか、ついこの間までろくに運動していなかった自分としては、よくがんばったと思います。合宿を通して基礎不足を痛感できたので、今後基礎の強化に力を入れることができそうです。 また合宿期間中、多くの拳友と交流を深めることができたことは、もっとも大きな収穫と言えます。 最後に、この度の機会を与えてくださった、服部先生始め会員の皆様に感謝し締めくくりたいと思います。 (野田 勇) |
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