今年も開門拳社の合宿が行われた。私は、去年に引き続き二度目の参加となった。
今年の合宿のテーマは、「劈掛拳(抹面拳)」と「器械(行者棒または提柳刀)」であった。私が選択した器械は「提柳刀」、行者棒も捨てがたいのだが「刀」はなかなか振り回せないので、今回はそうした。
初日、現地についたのが昼食時であったので昼食後少し休憩を入れた後に練習開始となった。
初日はやはり基本功。今回の合宿は人数が増えた分、また体育館が広い分打ち込む本数が増える、といったまるで夢でも見ているのではという錯覚に陥るような状態であった。よく脱落者がでなかった(私も危なかったが)と関心した。
夜は恒例のごとく「座学」および「宴会」、また今年は「花火」が加わった。座学では内功五行法について、呼吸法、気のながれの意識の仕方についてであった。形だけであったものに意識することにより、これ以上のもの本質に近づくのであろう。もちろん、これは内功五行法だけでなく他のことにも同様であろう。
二日目および三日目はメインである「劈掛拳(抹面拳)」および各々選択した「器械」であった。
「劈掛拳(抹面拳)」においては套路の順番は覚えることができたが、実のところ難しい。体、胯の回し方、腕の振りぬき等、普段動かさないところ動かすようで、気持ちがいい。体の細かなところまで動くようになれば、今までの自分の動作ももっとよくなるのではないかと思う。
無論、「提柳刀」でも套路の順番で手一杯であった。刀ということで常に斬るということ、刃側を意識するのだが、なかなか回らない。握る指が親指、人差し指と日本刀とはまったく反対側なので意識しないと握りがそのようにならず、余計に回らなくなってしまう。
劈掛の動作と刀の動作とでは近いところがあるので、互いにやりやすかったように感じる。
四日目最終日は午前中だけの練習となり、合宿の仕上げであり、器械、劈掛拳、羅漢拳、行劈拳等を行った。
今回の合宿においては、体の動きが小さい等の自分の体の動作についてもっとよく考えていかなければと感じた。また、先生、指導員方、私たち生徒が楽しく仲良くやっていけるこの場で自分自身をもっと伸ばしていけるよう思う。
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