2001年夏合宿レポート・2

 2001年8月11〜14日
合宿の間はずっと晴天続きでした。夜になると小雨が降り、冷房いらずでとても涼しく過ごせました。異常な熱波の東京とはえらい違いです。
←山を切り開いた中に、近隣のホテルや旅館の体育施設が点在しています。周囲は雑木林とへびいちごばかりです。気温は宿よりさらに2〜3度低かったです。


 今年の夏は、海やプール、花火大会や旅行、そういった夏らしいことを何もせずに過ごしました。ただ、開門拳社の武術合宿に全精力で打ち込みました。ぼくにとって2001年の夏は、唯一、劈掛拳によってのみ思い出されるものとなりました。
 合宿は8月10日から14日までの3泊4日、河口湖畔にて練習に明け暮れました。テーマは劈掛拳。それと、機械をひとつ。

 劈掛拳は、八極拳を学ぶ上で、どの段階で練習してもよいとのことです。小架を覚えたばかりでも、単打を学んだ後でもかまわないので、開門拳社の様々な段階の人がいっしょになって学習するのに最適な套路として、先生が選ばれたのだと思います。
 機械は提柳刀か行者棒から1つを選択して練習しました。ぼくはピカピカしたものが好きなので、提柳刀を選びました。

■合宿への心構え
 合宿に向けて、自分なりに3つのテーマを決めました。

 1)マッチョ化を目指す
 2)常に全力で練習する
 3)その場で覚える

 ぼく自身の夏のテーマとして、「マッチョ化」というものがありました。いつも夏になると少し身体を鍛えるのですが、そろそろ三十路を目前に、筋肉が付くうちにできるだけ鍛えておこうと。5キロのダンベルを買い込んで、毎日プロテインを飲みながら、ワークアウトに励んでいました。合宿にもプロテインを持ち込んで、毎日飲んでました。これがひとつ目のテーマです。

 それから、「常に全力で練習する」と決めました。4日間も厳しい練習が続くと思うと、それだけで気持ちが萎えてしまいます。「体力が続くかな…」などと弱気になると、もうだめです。とたんに自信がなくなって、「明日の為に体力を残さなきゃ…」と、力を抜くようになってしまいます。そんな風にならないよう。「倒れるなら倒れればいい!」という気迫で挑みました。

 もうひとつ、「その場で覚える」ことを心がけました。「後でテキストを見ればいいや」、「人に聞けばいいや」などと考えず、その場で集中し、必ず覚えるようにしました。特に、午後の練習は体力的にきつく、頭がぼんやりしてしまうものですが、できるだけ集中して練習に挑むようにがんばりました。

■初日
 お昼過ぎに到着。昼食を食べて、午後2時から3時間の練習を行いました。
 宿舎近くの体育館が使えなかったので、車で10分ほど行ったところにある山中の巨大体育館にマイクロバスで送ってもらいました。巨大…驚くほど大きな体育館です!

 初日の練習は基本功を中心に、徹底的に身体を痛めつける、猛練習です。まずは、站椿功。まるで時間が止まってしまったかのような長時間の馬歩・・・それから、何千本も続くかと思わせる定歩拳・・・八式での無限往復・・・
 これくらいで根を上げてはいけないのでしょうが、これが毎日続くようならもうダメ…と、少し弱気になってしまいました…。ですが、先生の次の言葉を思い出し、「まだまだがんばるぞ!」という気持ちになりました。

「普段一人の練習だとギリギリのところまでいかないだろう。今回は、ギリギリの一歩手前までがんばりなさい。限界を超えるようなムチャは必要ない。もう限界だと思ったら休んでよいから、がんばりなさい」

 最後に、小架二路を少し教わりました、全部覚えるだけの時間はありませんでしたが、小架1路に出てくる動作の変化として、「なるほど!」と感じるものがいくつもありました。身体を通すだけでも大いに意味があるのだと感じました。

 ちなみに帰りのマイクロバスは、汗にまみれた男女が詰め込まれ、この世のものとも思えない匂いでした。

 夜学では内功五行法を教わりました。日中の練習があまりにこたえたのか、睡眠学習に励む人もちらほら見受けられました。
 そして、締めくくりは、やはり先生の一言。「飲もうっ!」

■2日目
 今日は劈掛の日です。一日かけて劈掛を覚えます。
 午前中はもう一度、山中の巨大体育館での練習になりました。

 劈掛は伸びやかで、楽しいです。腕をぶるんぶるん振り回すので、なんだか気持ちいいのです。伸びやかで、柔軟で、くるりと回る身法も心地よいです。ですが、思った以上に体力を使います。肩の筋肉、特に三角筋後部が異様に疲れました。普段、あまり伸び伸びと身体を動かしていないのだなと、反省です。それと、朴歩はきついです。もっと股関節を柔らかくしないといけません。これも今後の課題です。
 午前中だけで、劈掛の套路をだいたい覚えることができました。

 午後からは宿舎近くの体育館での練習です。大きさは山中の体育館の半分ですが、それでも十分な大きさです。
 まず劈掛の復習をして、それから、機械を教わりました。刀と棒に別れたのですが、ぼくは提柳刀を練習しました。刀を使うのは全くの初めてだったので、手首が硬く、うまく回せません。人差し指と親指で挟むだけ、と言われても、やっぱり握ってしまいます。刀の練習をした後、左右の手首を見比べると、明らかに右手首の方が柔軟になっていました。


 夜はレクリエーションとして花火を楽しみました。花火職人が出没し、飽きるくらい大量の打ち上げ花火を上げてくれました。職人が煙にもだえながら火花を背中に浴びるさまには感動を覚えました。

■3日目
 この日は、午前も午後も劈掛の復習と、引き続き提柳刀の練習です。
 さらに羅漢拳を教わりました。動作は単純ですが、ゆっくりと正確な形を作りながら練習します。とにかく、歩形を低くすること。「もっと低く」と先生がおっしゃるたびに、汗がじーっとにじみ出します。これは、半端でなく、苦しい練習です。
 先生は「羅漢拳で伸ばす」とおっしゃいましたが、ガチガチに力んでしまい、もっと下盤を鍛えなければと思いました。一路を通すだけでもへとへとなのに、四路まであると聞いて驚きました。

 夜は座学を兼ねた宴会です。先生からじきじきに生活指導をいただきました。

■最終日
 練習は午前中で終わりです。総復習と仕上げを目指してがんばりました。
 劈掛も提柳刀も、なんとか順番を覚えることができました。順番さえ覚えていれば、動作がへたくそでも、一人で練習することができますので、少しずつにでも上達できるでしょう。

■合宿を終えて
 きつい練習を終えて、自分なりの課題をこなせたかどうかを考えてみました。
 「マッチョ化」ということに関しては、90点です。かなりたくましくなりました。プロティンだけでなく、クレアチンドリンクやグリコーゲンも飲みまくって、おかげで、ちょっと太りました。
 「常に全力で練習する」は80点です。かなりがんばりましたが、もっと、もっとがんばれたんじゃないかと感じる部分もあります。
 「その場で覚える」に関しては、苦しい羅漢拳を覚えきることができなかったので、70点です。
 合宿から帰った翌日、どうしても身体を動かしたくてウズウズして、公園で練習しました。すると、明らかに、合宿前よりもパワーアップしているのがわかりました。下盤の強さ、肩の柔軟性、全身の安定感など、気持ちいいくらい身体が動くのです。

 とはいっても、まだまだ課題だらけです。八極拳の奥深さと、楽しさ、魅力を改めて理解し、志も新たに練習に励もうと決意しました。
 参加した価値のある、すばらしい合宿でした。

本部・日曜教室 今井康宏


2001年8月11〜14日、河口湖にて合宿が行われました。
 私は昨年のテーマであった「地獄」の合宿には参加できず、今年の合宿のテーマである「湖畔のバカンス」?、に参加させていただきました。
さて、初日はお昼前に現地に到着して宿舎で昼食を済ませ、午後2時前ごろから練習を開始しました。
 いつものように身体をほぐし、とりわけ新しい事を習ったわけではなく普段と同じ練習内容であったが、一つ一つの反復練習が・・・、長かった。とぼやいているのではなく、私自身 結構泥練習が好きなので、(合宿ともなればこれぐらいでないと)と密かに思っていました。
 内容は、基本拳2000本以上。
 ひろ〜い体育館を基本功数十往復。
 
汗びっしょりの身体をお風呂で流し、夕飯を食べ、内功についての講習を受けました。
そして、メインイベント?の「宴」で、酒がガソリンに見えました。(燃費の悪いこと) その後は、有志で酔八極の極意を授かりました。此処では危険過ぎる為、控えさせて頂きます。
 お遊びはこれぐらいにして。

 二日目、7時より有志で内功。7時半に朝食。
 9時からの午前の練習では、劈掛拳(抹面拳)を教わりました。
 比較的套路は短いほうで、午前中の練習だけで動作の順序を覚える事が出来ました。が、やはり中身は濃く私自身最も欠けている【力を抜く】があからさまに出てくるもので、出来ない歯痒さを痛感しました。
 お昼を食べ、午後は武器を教わりました。
 今回は提柳刀と行者棒が主で、どちらか選択してそれぞれ各自武器を持参するという形で練習が始まりました。
 私は提柳刀を選びましたが、棍・刀含めとりつかれたように練習している人もあり、それぞれ皆楽しんで修練していました。
 そして、夕飯を食べ夜は・・・≪宴≫。あとはご想像にお任せします。
 


 三日目は、午前午後共に武器の練習で、午後の始めに≪羅漢拳≫という短い動作を教わったのですが、上体を非常に低くするため初日二日でパンパンになった脚に・・・効きました。自分では合宿でこれが一番肉体的に辛かったです。
 
 四日目最終日、今までの復習とこれまた疲れた身体に行劈拳をしました。 やはり限界近くの身体にムチを打つと体力が上がりますね。(ちょっとアブないけど)
 
 合宿を終えて感じた事は、やはり鍛錬は毎日。毎日ならずとも地道にやらなければ絶対に進歩しないと私は思いました。
 仕事や勉強で忙しい毎日の中で鍛錬をするのは大変で、「今日はいいかな」とやめてしまえばそれまででありますが、功夫を強くするのは自分自身であり、先生はそのきっかけ与えて下さっていると思い、私は感謝しております。
 そして皆さん、共にがんばりましょう。

本部・日曜教室 須原和彦 




2001年夏合宿レポート

 今年の夏休みも例年通り河口湖畔で行われた開門拳社の合宿に参加しました。今年の参加人数は、なんと35人、毎年毎年10ずつ参加人数が増えていくようです。まったくびっくりです。

 昼に宿に到着した私達は食事を済ますと、休むことなくすぐに練習を始める準備をしました。初日に利用する大きな体育館は宿から2Km程離れているためバスで行かないといけません。そこはちょっとした山の中で緑に囲まれて涼しかったのですが、周りに何も無いところだったので何やら隔離された気分でした。
 初日である今日はいつものようにヘトヘトになるまで基本を練習しました。その場打ち込みを一人10回、全員で行ったので1本約300回、それを5、6本行いました。毎年人数が10人ずつ増えていくと来年は45人となる計算です。・・・来年が恐いです。
 この日の夜は座学で内功五行法を学びました。今までは教えて頂いていたことを言われる通りにしか行っていなかったのですが、この日改めて説明を受けいくらか今までと違う気持ちで取り組んでいける気がしました。しかし、残念ながら時間の都合で全体の1/3で終了してしまいました。
 その後はいつものように恒例の親睦会です。この場は普段話すことのない八極以外の話もしたりしてとても新鮮で面白いものです。そんなこんなでいつも昼の練習と同じぐらいだけ騒いだりしています。
 2日目は朝から湖畔のほとりで内功五行法を行いました。本来は朝日に向かって行うはずなのにこの日は朝から曇っていたためどこに朝日があるのか分かりません。残念でした。
 そして朝食後の午前の練習でいよいよ本合宿のメインテーマである劈掛拳を習い始めました。先生は教える前に「これは短い套路だからすぐに覚える」とおっしゃっていたのですが、合宿で教わる套路はいつも難しいものばかりだったので劈掛拳もその覚悟でいました。ところが始めて3時間、あっという間に套路が全て終わってしまい、昨年教わった四郎寛は習うのにとっても苦労したのでちょっと拍子抜けしてしまいました。
 午後は劈掛の復習と機械をやりました。機械の選択肢は行者棒と提柳刀があったのですが、今回は復習と更なる上達の意味を兼ねて私は行者棒を選択しました。ここのところ暫く棒の練習をしていなかったせいで、套路も断片的に忘れていて、さらに基本の動作も鈍くなっており結構がっかりしました。明日はもっと棒に打ちこもうと思いつつその日の練習は終わりました。

 3日目は劈掛と行者棒の他、先生の一言で六合花槍をやる事になりました。
行者棒がまだまだ練習不足だったことと、合宿の残りの時間で習い終える自身がなかったので、個人的には六合花槍の学習にあまり乗る気はしませんでした。しかし教わってみたところ、動き自体にそれ程覚えにくいものは無く行者棒を習った一昨年の合宿のときと比べあまり戸惑いと言うものはありませんでした。もちろん套路を覚えるのに苦労しました。ラン・ナー・チャーなど似たような動作がたくさん出てきたこともその一つです。そうはいっても六合花槍は思ったより楽しかったです。

 そしてこの日はなぜか羅漢拳もやりました。始めは「最近練習していなかったんで復習できてよかった」なんて思っていたのですが、暫くしてそんな甘っちょろい気持ちは打ちのめされました。かなり辛かったです。合宿で肉体的に辛いのは初日だけだと思いこんでいたので、この時の辛さは身に染みました。

 最終日は集中的に六合花槍を練習しました。練習したのですが結局合宿中に全てを覚えることは出来ませんでした。教室で、またウチで復習し少しずつ覚えていこうと思います。劈掛の方はなんとなく覚えました。かなりゆっくりでないと動けない上、劈掛らしく伸び伸び出来ず、八極のような套路になってしまいます。こっちも少しずつ覚えていきたいと思います。

 合宿で新しい套路を覚える事はとても大変ですが、長時間集中して学習するので教室で教わるよりもはるかに覚えやすいです。習った事を忘れないようにしっかりと復習していくつもりです。

本部・日曜教室 山崎義之



8月11日〜14日に行われた開門拳社の夏合宿に今回初めて参加しました。

一日目
 去年も参加されていた方から初日が一番つらいと聞いていたので耐えられるかなあと不安に思いつつ練習場所の体育館へ。まずは軽く体をほぐしてから話に聞いていた長時間の站椿功へ・・・たしか去年は1時間近くやっていたって聞いたなあと思いつつ馬歩をしていると思ったより早く弓歩へ。そして四六歩、独立歩と続いていきました。思ったより早いとはいえ普段の練習のときに比べれば遥かに長く独立歩のときは上げているほうの足がだんだん下がってきてぷるぷるしながら「あと少しで站椿功が終わりだ頑張れ自分!」と言い聞かせてなんとか站椿功クリア!と思った瞬間先生の姿を見て驚きました。両手を広げて馬歩の格好でだんだん腰を下げていくではありませんか。なるほど、站椿功が短かったのはこれが控えていたからかと自分の考えの甘さを実感しました。

それを何回か繰り返しヘトヘトになりながら定歩拳へ。一人10回ずつ声を出し、全部で30人くらいいたので一つの動作につき約300本ずつ・・・疲れました。
そのあと対練、休憩を経て八式へ。片道沖拳約20本の道のりを3往復ずつやったんですが途中の伏虎あたりで力尽き、少しいいかげんになってしまったことが今でも後悔しています。それに自分の体力がいかに不足しているかを思い知りました。そのあと小架一路を通したあと対打組と小架組に別れ(僕は小架組)そこでは久しぶりに小架二路をやりました。そんなこんなで一日目の練習終了!かなり疲れましたがそこには充実感がありました。

それから民宿へ戻り夕飯を食べた後、内功五行法について学びました。さあ、それからはお約束の宴会です。僕はお酒がとても弱いので、ビールをコップ2杯くらい飲んであとはソフトドリンクを飲んでいたのですが途中でなぜかとても眠くなりうつらうつらしちゃいました。宴会が終わったのは11時くらいでまだ風呂に入っていなかった人達(同じ部屋の人達)と風呂場へ。しかしそこは真っ暗!電灯のスイッチを探すも見つからずそのまま入りました。暗い中のお風呂もなかなかいいものでした。

二日目
 朝食の前に内功五行法を行ないました。朝のすがすがしい空気の中河口湖畔にて行なう気功はとても気持ちがよかったです。それから朝食を食べて練習二日目へ。今日は「劈掛デー」でした。軽く準備体操をした後に劈掛拳の基本功をやりました。あの広い体育館を端から端まで朴歩で進むのは結構きつかったです。そして早くも劈掛拳の套路を学びました。劈掛拳の套路は思ったより覚えやすく(あくまで順番だけですが・・・)午前中だけでもそれなりに覚えることができました。

それから二日目の最後のほうに器械をやりました。僕は棍を習ったのですがなにぶん初めてなもので最初のほうは回すのさえできませんでした。ですが不恰好ながらもなんとか回せるようになり、棍の基本功を習い二日目の練習は終了でした。

そして夜は座学のかわりに花火をやり、そのあと宴会でした。宴会は三日間ともやるらしくみんなタフだなあと感心してしまいました。

三日目
 三日目も昨日と同じく朝は内功五行法を行ないました。河口湖畔までは行かず、近くの駐車場にて行なったのですが、それでも朝はすがすがしくて通行人がこっちを見て通り過ぎるのも気にならず気持ちよかったです。

それからいつものように朝食を食べて練習三日目へ。今日は「器械の日」でした。昨日何とか回せるようになった棍を一日中やったわけですが基本功はともかく套路が長く全然頭に入ってこないのには参りました。それでも何回か繰り返しやるたび少しずつではありますが順番を覚えてくることができ、三日目の終了時点で套路を覚えきる事はできなかったですが昨日と比べてだいぶ棍の回し方がマシになってきたと自分では思いました。そして夜はいつものように宴会でした。今日は合宿最後の夜ということもあり、いつもより遅くまで話していました。

四日目
 四日目は合宿最終日ということもあり主に今までの復習をし、劈掛拳から始まりその後器械の練習でした。四日目にはさすがに劈掛拳の順番は覚えることができましたが器械(棍)の套路はついに覚えきれませんでした。また器械の講習会など機会があればできるだけ参加し、覚えていきたいと思います。そして最終日は復習だけではなく、また新しい套路を学びました。漢字が分からないので平仮名で書きますが「しんぴ拳」なるもので、どんどん前へ前へと進んで攻めていくという感じでした。

今回初めて合宿に参加させていただいたのですが八極&宴会づけの四日間はたしかに疲れましたがとても充実していて有意義に過ごせたと思います。とても楽しい四日間が過ごせました。最後に今回いろいろと教えていただいた先生をはじめ指導員の方々、宴会やその他でお話をして下さったみなさん本当にありがとうございました。

本部・日曜教室 神山敦範



 夏の河口湖畔、開門拳社の合宿が行われました。意外に河口湖畔は涼しく、練習日和といったところでした。

 初日は午後からの練習で、まずは馬歩・弓歩・四六歩から始まり基本功などが行われました。それが終わってからは、対打ができる人は対打を、まだ習っていない人は小架の二路を練習しました。私はどちらも習っていなかったので、小架二路の練習に加わりましたが覚える事すらできませんでした。夜は内功五行法の座学が行われましたが、いままで気功についてはあまり知識がなかったので、とても興味深い講義でした。そのあとは親交を深めるための宴会が行われ、違う教室の人達とも交流を深めることが出来ました。

 二日目の朝は有志での内功五行法から始まり、午前中は劈掛拳の講習が行われました。それまでやっていた八極拳とは体の使い方が違ったので、随分苦労しました。午後は午前中に練習した劈掛拳からはじめ、その後、行者棒と堤柳刀のグループに分かれ器械の練習をしました。私は行者棒のグループでしたが、これまでまったく棒を練習した事がなかったので、森指導員に棒のまわし方からじっくり教えてもらいました。ところが、これがなかなか難しくて、とうとう上手くできませんでした。夜は河口湖畔で花火をしたり、宴会で大いに盛り上がりました。

 三日目の朝も前日と同じく内功五行法から始まり、午前・午後とも近い体育館で行われました。午前はストレッチ代わりに劈掛拳からはじめ、器械の套路を練習しましたが、まだ十分に棒を操る事さえできない自分には到底できるものではありませんでした。午後は器械を中心に練習し、その中で羅漢拳という八極拳の短い套路を練習しましたが、これがなかなか大変で、足ががたがたになってしまい体力の不足を思い知らされました。

 最終日は今までやった全ての練習の総復習で、器械、劈掛拳、羅漢拳、それと短い套路の行劈拳を練習しました。

 たった四日間の練習でしたが随分といろいろな事を教わったり、自分だけではできないくらいの練習をする事ができました。これからの練習にも大いに役立つ事だと思います。器械の練習など貴重な体験をする事もでき、物覚えの悪い自分に親切に教えてくださった皆様と服部先生には深く感謝しております。

大森教室 高久 慎司



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