今年も昨年同様“八ヶ岳スポーツセンター”において夏合宿が行われることになった。
例年とは違い、台風直撃の中、交通事情が悪く電車組の人たちも予定より到着が遅くなってしまい、一時は危ぶまれたがったが何とか始めることが出来た。
さて、普段の練習の中で技の掛け合いを行うと一人で練習しているときとは違って、思うように技がかけれないことが多いと思う。それは膝が思うように動かせず、技を掛けることに気が入ってしまい上体に力が入りすぎて逆に硬くなってしまうからである。膝を柔らかく力まずということは先生から普段注意されている。それをずっと言われ続けていると思う。ではどうすればいいのか?
人間、毎日の生活で必ず歩く。膝は自分自身歩くときなど気をつけて柔らかく動かすようにして当然練習中も気をつけていくことが必要である。では上体、特に肩は?
ところで、昨年のレポートで“自分のテーマを決めて練習する必要がある”という趣旨のことを書いたが、では今年は!?そこで、今年のテーマは“肩“。先生に今年の内容を聞いてみると“通劈長拳“を練習するとのこと。
この“通劈長拳“なるもの、一昨年学習した劈掛拳の慢架式の様なものとのこと。
それではということで実際に練習開始。劈掛の慢架なのでスピードの辛さはなかったが、ゆっくりな分曖昧な動きが出来なくて辛い。
例えば、弓歩に移る前、膝を胸につけるようにしなければならない。これだけで胯間接が軋むように痛い。
また、上体を傾けて拳打、掌打を行うが、これも胸を膝に突くくらい躰を傾けなおかつ一本の軸が保たれていなければならない。
・・・とても辛い!ところが、一套路打った後とても気持ちがいい。“なんでだろう?“先生にも言われて自分自身も感じたがそれは、躰を動きの中で伸ばしているから。また、こういう発力をあまり要しない身法で腕や肩を振り回すには力を抜かなければ到底無理で、間接も伸ばしているからである。それは今回の自分のテーマにピッタリでこれだけでも大満足だった。それに、こういう止まらない拳法もやはり“胯“は重要と言うことも再認識できた。
今回は、その他に小架五路も学習することが出来た。これは四郎寛の準備套路の様なもので、発力箇所も頻繁で、しばらく“通劈長拳“で発力していなかった自分にとって改めて套路の構成のおもしろさ、八極拳のおもしろさを痛感した。
その他、“行劈拳”を練習した。これは一昨々年初めて合宿に参加した折りに一路だけ学習したがそれっきり個人的にあまり練習していない套路だった。今回二〜四路も新しく覚えることが出来た。
日中はこんな具合に気持ちよく汗を流せ、適度な疲労感を感じながら充実した練習が行えた。
夜は夜で例の如く我が部屋で“夜の練習”。例年他の部屋の人は初日の夜から参加するのがまれであったが今年は最初から皆さん参加してくれてこちらも充分いい“練習“が出来たように思う。が、予想道理??我が部屋は朝の練功には全滅だった・・・。
それでも兎に角台風、雨天の中無事に合宿も終了することが出来て大変よかったと思う。
先生、ありがとうございました。個人的も素敵な!?ニックネームまで頂きまして!!これからも少しずつですが精進していこうと思います。
また、指導員の森さん、上田さん、山崎さんもお疲れさまでした。ありがとうございました。
最後に一緒に参加して練習していただいた皆さん、お疲れさまでした。それぞれ、発見したこと、思ったこといろいろあったと思います。
それを忘れずまた普段の練習に加えて功夫を上げていきましょう!
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