八極拳をはじめてから、初の合宿参加である。テーマは「八極拳の体をつくる」。
八極拳の体とはなんだろうかと疑問に思いながらも、とりあえず参加しようといった感じでの参加だった。そして、前情報も全くなく、期待と心配が入り混じったような気分であったのを覚えている。
合宿の4日間に行った練習は、老架子、連手拳、槍、小架二路、扶手、十二形抱と多種にわたり、覚えるのが大変だった。それでは、それぞれの練習の感想を報告させていただきます。
●老架子
到着後にGWに学んだ老架子を小一時間かけての練習。いつもは数分で終わる老架子もこれだけの時間をかけて行うと、かなり厳しい。しかも、先生の「いつもより低くしてください」の言葉。
頑張ってはみたが、足は直ぐに笑い出してしまった。
先生「今の半分の時間でも、毎日やれば強くなりますよ」とのお話に納得はするものの、そこまで自分を厳しくする事が出来ない自分がいる。私が小学生のとき、習字の先生が色紙に書いてくれた『自勝者強(自(おのず)に勝つ者は強し)』と言う言葉、そのまんまだなあと思いつつ、成長していない自分に反省です・・・。
●連手拳
初日の練習後に、単打と四朗寛の中間に当たる套路と聞いて、ぜひ覚えたいと思った。
しかし、実際にやってみると慣れていない動作もありなかなか難しいものがあった。
正直、記憶力に乏しい私には、やっては抜けて、やっては抜けての繰り返し。
周りに置いていかれないように、休み時間にも、周りの人を巻き込み教えてもらう始末である。
しかも、初日に先生に単打を見てもらい、「膝が硬い」と御指摘頂いたにもかかわらず、練習中は「膝が立ってるよー」と言われてしまう。なにもかもがいまいち。
今後は、単打のレベルアップのためにも、また、四朗寛を学ぶ前準備として、連手拳を練習していきたいと思う。特に膝に注意して!!
●槍(六合花槍、六合大槍)
GWに学んだ六合花槍のおさらいである。S藤師兄指導の下、細かい動作を教えていただいた。
しばらくの間、槍の練習をさぼっていた私には最適のおさらいであった。
忘れていた事なども思い出し、大変ありがたい内容で、今後は忘れないように練習しようと思う。
六合大槍に関しては、GW以来の練習であった。おかげで、周りについて行くだけでいっぱいいっぱい。
まだ、練習するのは早いのかも??と思いしらされた。
それにしても、S藤師兄の大槍はすごいとしかいいようのないものであった。
●小架二路
連手拳が思った以上に早く終わってしまったためか、小架二路の練習を行った。
私としては、小架一路しか知らない内に、老小架一〜三路を学んでしまったので、今の小架二路とはどんなものだろうかと
興味があったので、これ幸いと言わんばかりに飛びついて練習させて頂いた。
老小架二路と似ている部分もたくさんあり覚えやすかった。しかし、動作が大きい分、自分で動作していて気持ちの悪い動作も、まだまだたくさんある。この気持ちの悪い動作を少しでも気持ちよく出来るように練習を続けていこうと思う。
●扶手
二日目の夜の座学の代わりに練習が始まった。狭い部屋ではあったが人数も少なく、それほど支障はなかったように思う。がっ、しかし、物覚えの悪さがここでも出てしまう。
私の相手をして頂いた人には申し訳ない気持ちでいっぱいである。
●十二形抱
最終日の最後に、とどめとばかりに始まった套路。行劈拳と同程度の長さのため覚えられたかと思いきや、自分一人で練習をしてみると、最初の動作でSTOP。
おかげで、合宿後の初本部練習では、合宿参加者を捕まえての十二形抱のおさらいであった・・・
この套路は八極拳を学ぶ上で、どんな位置付けなのかよく分からないが、自己失伝しないよう思い出したときには練習をしようと思う。
●練習以外・・・
座学後の飲み会では、旅の恥は掻き捨てと言わんばかりに、飲んでしゃべくってしまった。
正直、あれで良かったのか甚だ疑問だが、服部先生に「ムードメーカー」と言われたので良かったとしよう。(本当に良いとして良いのか????)
でも、焼きそばのときは粗相を致しました。あの油のおかげで太ってしまった方は、一緒に対練を行いましょう。あの油分のカロリー程度の汗を流しましょう。練習にもなりますし。
最後に、服部先生、森指導員、御指導ありがとうございました。そして合宿参加者の皆さん、おかげさまで楽しく、そして実のある夏休みを過ごすことが出来ました。
また、たくさんの套路を合宿の4日間で何とか順番まで覚えられたのは、先生の教え方、それに合宿に参加された皆さんのおかげです。本当に感謝しております。今後も見捨てないで下さい。
今後も、御迷惑をおかけする事になるかとは思いますが、皆様よろしくお願いいたします。
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