今回、合宿への参加は実に3年ぶりとなりました。私は合宿という行事自体が好きなのですが、最近の運動不足・練習不足の為「ついていけるのだろうか?」という不安を抱えながら一路、風光明媚な八ヶ岳へと向かいました。
『一週間分のデスクワークの疲れを引きずっている 1日目』
初日は老架子・対練・小架1路・2路・単打・四朗寛 という流れで、気持ちの良い汗を流し、体内の不純物を出し切る様な感じで爽やかに1日を終えました。
『昨日の練習で体も目覚め、サッパリとした 2日目』
本日は、今回の合宿のメインである「八極短棍」の練習に入りました。
「短棍」は前々から習いたかった套路なのですが複雑な動作が多く、覚えの悪い私は「合宿期間中に覚えきれるだろうか?」と不安でしたが、どうにか形だけは覚える事ができました。
「よし!これで力一杯ビールが飲めるぞ!!」という思いと「飲んだら明日の朝には綺麗サッパリ套路を忘れているんじゃなかろうか?」という思いがかなり激しく交錯し、その夜はあまり飲まないまま床につくことと相成りました。
『疲労と筋肉痛が体のあちこちを浸食している 3日目』
合宿も3日目となると疲労も見え始めてきます。しかしながら今日は昨日習った套路に肉付けをしていく練習なのでどうにか力を振り絞ります。
それでも体を動かしていく内、套路の細かい動作を教わっている内に、疲労も忘れ次第に熱中していき、充足感に包まれ練習を終えました。
そして夜…、「おまえの白酒功夫を鍛えてやる!!!」のセリフを皮切りに白酒を飲み始める。私も白酒では大分痛い思いをしているはずなのですが、一度飲み始めるとついつい飲み過ぎてしまい、いつも通り意識不明となり記憶喪失も併発しながら気絶し、最後の八ヶ岳の夜を締め括ります。
『疲労と白酒の相乗効果でドリーミングな 四日目』
私は「行者棒」という套路が好きなのですが「短棍」を習うと今まで出来てなかった所が浮き彫りとなってきました、その為同室の方に頼んでビデオ撮影をしてもらい確認しました所、情けないやら恥ずかしいやら…。「もっと頑張って練習しよう!」と深く感じ入る次第でございました。
『合宿終了から1日おいてクリアな頭で 総論』
今回、合宿のメインである「八極短棍」ですがG.Wに表演をみた時は「私は学習しても良いレベルなのだろうか?」というのが正直な気持ちでした。しかし思い切って参加してみると、覚束ないながらも自分なりの発見もありました。自分の未熟さを思い知らされた面も多々ありました。それ故、今日からの練習にさらなる目標と励みになる事が多く、実のある四日間でした。
私、個人としては新しい套路を覚えるということ以上に中身の濃い、内容の深い、大変充実した合宿でした。
最後になりましたが、懇切丁寧に指導して頂きました服部先生、私の下らない質問にも熱心に答えてくれた指導員の皆様、私を支えてくれた同門の方々、大変ご迷惑をお掛けし、尚かつ楽しませて頂いた同室のお二方、に深く感謝の意を表しまして、合宿レポートとさせて頂きたいと思います。
有難う御座いました。今後とも宜しくお願い致します。
本部教室 有馬一兵衛
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