5月3日から5日までの3日間、私は「呉連枝老師講習会」に初めて参加しました。
講習会の場所は四谷三丁目駅から徒歩数分という近いところにあり、道も分かり易かったので迷うことなく目的地へ着くことができました。各日の講習時間は、朝10時から夕方4時半までと長いものの、頻繁に休憩が設けられていたため、スタミナ切れでついていけない、ということはありませんでした。また、昼休みは2時間と長い時間設定されていたこともあり、食後すぐに体を動かしてわき腹が痛くなることもありませんでした。
初日は定員を超えた50名もの人が参加されたようで、そのうち女性は1割と少なかったものの、志を同じくする同性の存在は、初参加の私にとって心強いものでした。
講習では、呉連枝老師に小架一路、二路、三路、そして四路を3日間に分けて教えていただき、さらに小架の原型である老小架や対練なども経験することができました。講習前の私は、小架一路の途中までしか習っていなかったため、わからないことばかりでしたが、呉連枝老師が大切なことをホワイトボードに書いたり、実践を交えて説明してくださったりしたため、初学者の私でも理解できました。それを服部先生が丁寧に通訳してくださったことも理解の一助となりました。
この3日間の講習会を通して、呉連枝老師から八極拳の技だけでなく、歴史や道徳などたくさんのことを教えていただきました。また、呉連枝老師は噂に違わぬ立派なお人柄でありました。最終日には、色紙にサインをしてくださったり、歓送迎会で一緒に写真に写ってくださったりと、初学者の私に対しても気さくに接してくださいました。
私は、今回の講習会に参加できて本当に良かったと思っています。この3日間で学んだことを自分なりに考え、今後の稽古に少しずつ生かしていけたらと思います。
最後になりましたが、呉連枝老師、服部先生、奥様、松田先生、指導員の方々および参加者の皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。また、荻窪教室を紹介してくれた友人の森田麻登さんに感謝します。ありがとうございました。
荻窪教室 吉川知穂 |